こんにちは。高知市高須のあさぎ歯科医院です。
歯科矯正は、嚙み合わせを整える以外にもさまざまなメリットがあります。この記事では、成人矯正にスポットを当てて、歯科矯正のメリットとデメリットを合わせて紹介していきます。
歯科矯正のメリット
歯科矯正は歯並びや噛み合わせを整えることを目的としていますが、それ以外にもさまざまなメリットが存在します。
顔のバランスが整う
顎の骨が整うことで、顔のバランスが整い、横顔がきれいになります。
虫歯・歯周病になりにくくなる
歯が重なって生えている場合、食べかすが詰まりやすく、歯磨きで汚れが取り切れないこともあります。歯列矯正で歯並びを整えることで、汚れを除去しやすくなり、結果的に虫歯や歯周病になりにくくなります。
口臭改善
先述した通り、歯並びが悪いと食べかすが詰まりやすく、汚れが溜まりやすいです。歯並びを整えることで、衛生管理がしやすくなり、口臭予防になります。また、噛み合わせが整い咀嚼力があがると、唾液の量が増え口臭の減少につながります。
体の不調が改善される
噛み合わせが整うことで、口以外の全身の不調が改善される場合があります。
顎関節症や肩こり、頭痛などの症状がある方は、噛み合わせが悪く、過度な力がかかっている可能性があります。噛み合わせを整えることで、症状の改善が期待できます。
歯科矯正のデメリット
治療を行うことで得られるメリットは多くありますが、歯科矯正中にはデメリットも存在します。治療を始めてから、「こんなはずじゃなかった…。」と後悔しないように、デメリットもわかった上で歯科矯正を行いましょう。
痛みと違和感
歯を動かすことで鈍い痛みを感じることがあります。通常痛みが出てから数日で落ち着きますが、余りにも痛い時は、歯科医院で調整してもらうことで痛みが軽減することもあるので相談しましょう。矯正装置をつけることで最初は違和感を感じることも多いです。これも、2~3日で慣れてきます。痛みや違和感が心配な方は、マウスピース型の矯正装置など、取り外しができるタイプを選ぶのもいいかもしれません。
見た目
表面矯正の場合、ワイヤーや金具を装着した見た目にストレスを感じる方もいます。歯科矯正と言ったら目立つワイヤーをつけるイメージがありますが、見た目が気にならない歯科矯正の方法もあります。裏側矯正や透明のマウスピース型矯正がそれにあたります。それぞれに特長があるのでくわしくは後述します。
値段
歯科矯正は、自由診療のため高額な費用がかかります。歯の状態や、使う矯正装置によっても費用はさまざまです。カウンセリング時に、しっかりと費用の説明をしてくれる歯科医院を選びましょう。
治療期間が長い
成人歯科矯正では、2~3年の期間がかかることが多いです。歯に負担をかけないためにはゆっくりと動かす必要があるのです。また、大人は子どもに比べて骨密度が高いので、その分期間が長くなります。
歯肉退縮、歯根吸収がおきるリスク
重なり合っていた歯が整うことで、歯茎が下がったように感じることがあります。また、力を加え歯を動かすことで、歯の根っこの部分が短くなったり、形が変わったりする可能性があります。これは、無理のない正しい力の加え方で歯科矯正を行うことで、リスクを軽減できるので、歯科矯正の経験が豊富な歯科医院を選ぶことが大切です。
矯正の種類
歯科矯正には主に3種類の方法があります。特にマウスピース型矯正は、透明なマウスピース型の装置を使うので、見た目が気になるというデメリットを感じさせない方法です。
表側矯正
もっともポピュラーな歯科矯正の方法。歯の表側に、ブラケットと呼ばれる、矯正装置を取り付けます。さまざまな歯並びに対応ができることがメリットです。取り外しができないので、装着をし忘れることがない点が、自己管理に自信がない人にも向いています。
その反面、見た目が目立つ、金具が口に当たって痛いなどのデメリットもあります。矯正装置に食べかすが詰まりやすいので、より丁寧な歯磨きも必要です。
裏側矯正
歯の裏側にブラケットを取り付けます。表側矯正と同様で、取り外しはできません。裏側に矯正装置が付いているので、他の人には見えづらいです。表側に比べると、難易度が高いため、歯科医師の高い技術が必要で、費用もその分かかります。
マウスピース型矯正
透明のマウスピース型の矯正装置を使用するので、見た目がほとんど気になりません。段階に合わせて、新しいマウスピースに変えて歯並びを整えていきます。食事や歯磨きの時に取り外すことができるので、食事を楽しむことやお口の衛生管理がしやすい点もメリット。装着時間を守ることや、マウスピースの洗浄など自己管理が必要です。対応できない歯並びもあるので、気になる方は1度来院してご相談ください。
まとめ
歯科矯正には、噛み合わせを整える以外にもさまざまなメリットがあります。その反面、治療に関してのデメリットもいくつか存在します。メリットとデメリットをしっかりと確認し、納得したうえで歯科矯正に臨みましょう。矯正方法にはいくつかの種類があり、ご自身が思うデメリットを解消できる方法も存在します。歯並びの状態によってもできる方法が変わってくるので、ぜひ1度ご相談にいらしてください。