こんにちは、高知市高須のあさぎ歯科医院です。
「しっかり眠ったはずなのに疲れが取れない」「朝起きるとあごが重い」「口の中が乾いている」そんな症状を感じる方は、もしかすると睡眠中のお口の状態が関係しているかもしれません。
実は、質の良い睡眠は歯やあごの健康にも大きく関わっています。
寝ている間にお口の機能が正しく働くことで、日中の噛む力・話す力・飲み込む力を支え、将来的な口腔機能低下症の予防にもつながります。
今回は、「眠りとお口の健康の関係」をテーマに、快眠がもたらすお口へのメリットをご紹介します。
睡眠中に起こるお口のトラブルとは?
寝ている間、人は無意識のうちにさまざまなお口の動きをしています。
中でも注意したいのが「歯ぎしり・食いしばり」や「口呼吸」です。
●歯ぎしり・食いしばり
ストレスや疲労がたまると、眠っている間に強く噛みしめてしまうことがあります。その力は自分の体重の2〜3倍にもなると言われ、歯の摩耗やひび割れ、知覚過敏の原因になることもあります。
さらに、顎関節や筋肉への負担が続くことで、朝のあごのこわばりや頭痛を引き起こすこともあります。
●口呼吸と乾燥
睡眠中にお口が開いたままになると、口内が乾燥し、唾液の働きが弱まります。唾液には、歯の再石灰化(修復)や抗菌作用があり、お口の中を守る大切な役割があります。
口内乾燥が続くと虫歯・歯周病・口臭のリスクが高まるほか、舌や頬の筋肉の動きにも影響を与えます。
睡眠の質が口腔機能に与える影響
良質な睡眠は、体の回復だけでなくお口の機能維持にも直結しています。浅い眠りや無呼吸などで酸素の供給が不十分になると、唾液の分泌や筋肉の回復が妨げられ、翌朝「噛みにくい」「口が動かしにくい」などの違和感が出やすくなります。
また、眠る姿勢が悪いとあごや首の筋肉に余計な力が入り、噛み合わせが変わってしまうこともあります。これが長期化すると、歯のすり減りや口腔機能低下につながる可能性があるため注意が必要です。
睡眠環境を見直して“お口を守る”
睡眠の質を高めることは、お口の健康を守る第一歩です。今日からできる小さな工夫を取り入れてみましょう。
● 寝る前の環境を整える
スマホやパソコンの画面を就寝直前まで見ていると、脳が興奮して眠りが浅くなります。寝る1時間前は照明を落とし、リラックスできる時間を過ごしましょう。
● 姿勢と枕の高さに注意
高すぎる枕やうつ伏せ寝は、あごに力が入りやすく歯ぎしりの原因になります。ご自分に合った高さの枕を選び、横向き・仰向けでの安定した姿勢を心がけましょう。
● 鼻呼吸を意識する
鼻で呼吸することで、空気が加湿・浄化され、お口の乾燥を防ぐことができます。どうしてもお口が開いてしまう方は、口閉じテープや鼻呼吸トレーニングを取り入れるのも一つの方法です。
睡眠の質セルフチェック
「眠りの深さ」はお口の健康にも直結します。
次の項目に当てはまるものが多い場合は、睡眠中にお口へ負担がかかっているサインかもしれません。
・朝起きたときに、あごや首まわりがこわばっている
・お口の中が乾いている、または口臭が気になる
・寝ている間にいびきをかく・呼吸が止まると指摘された
・朝、歯が浮いたような感覚がある
・睡眠時間は足りているのに、疲れが取れにくい
これらは、歯ぎしり・口呼吸・浅い睡眠などが影響していることがあります。
放置せず、歯科医院で噛み合わせや唾液の状態をチェックしてもらうことで、改善の糸口が見つかります。
歯科医院でできる“眠りとお口の健康サポート”
睡眠中のトラブルは自分では気づきにくいものです。
歯のすり減りや噛み合わせのズレ、口呼吸の傾向などは、歯科医院でチェックできます。
あさぎ歯科医院では
・噛み合わせや歯ぎしりの確認
・ナイトガード(就寝時のマウスピース)の作製
・唾液量やお口の乾燥チェック
などを通して、睡眠中のお口の健康維持をサポートしています。
ナイトガードの装着により、睡眠中の噛みしめによる負担を和らげることが期待できます。また、ドライマウス対策として保湿ジェルの使用や、就寝前の軽いマッサージ指導も行っています。
まとめ
睡眠は「体を休める時間」であると同時に、「お口を守る時間」でもあります。夜間の噛みしめや乾燥など、見えない負担をケアすることが、将来の口腔機能低下症を防ぎ、健康寿命を延ばす大切な一歩です。
あさぎ歯科医院では、歯やあごだけでなく「眠っている間のお口の環境」にも目を向けたサポートを行っています。
ぐっすり眠って、翌朝すっきり笑える、そんな毎日を一緒に守っていきましょう。

