こんにちは、高知市高須のあさぎ歯科医院です。
美に対する感覚が研ぎ澄まされている女性のなかには、矯正治療を検討するにあたって「見た目が気になる」「矯正装置が目立つのが不安」と、治療中の見た目を気にしている人も多いのではないでしょうか?
今回は、若い女性におすすめの見た目が気にならない矯正治療について解説していきます。
女性が矯正治療を考える理由
歯並びを気にして矯正治療を考える女性が抱えているコンプレックスはさまざまです。
- ・歯列が乱れているので人前で口を開けるのに抵抗がある
- ・自分に自信がもてない
- ・前歯が出ているのでリップがついてしまう
- ・歯列を気にして心から笑えない
- ・食事をした際に食べ物が歯に挟まりやすい
上記であげたこと以外にもいろいろ理由はありますが、一度きりの人生なら、コンプレックスを抱えたまま消極的に生きるのはもったいないですよね。矯正治療をおこなえば歯並びを整えられ、コンプレックスも解消されるはずです。
矯正治療中に見た目が気になる…
矯正治療をおこなうことで歯列を整えることができますが、矯正装置を装着するのに抵抗があるという人も少なくありません。特に日頃人前にでるお仕事をしている方や人と話す機会が多い方は「矯正装置が目立ってしまうのは困る」と諦めている人も多いかもしれません。しかし、矯正装置は進化しており、目立たないものも展開されています。
さっそく見た目が気にならない矯正装置をご紹介します。
見た目が気になる人におすすめの矯正治療
裏側矯正
歯の裏側にブラケットと呼ばれる器具をとりつけ、そこにワイヤーを通して歯に矯正力をかけることで歯を正しい位置に移動させる方法です。表側矯正とは異なり、歯の裏面に装置を装着するので目立ちにくく、比較的多くの症例に対応可能です。金属製なので耐久性にも優れています。しかし、表側矯正よりも技術を要する治療なので、治療費は高くなります。また、歯の裏側なので装置を目視して歯を磨くことが難しく、セルフケアはより丁寧におこなう必要があります。
費用相場:全体矯正のケースで、100〜170万円が相場です。ワイヤーのなかでも、最も高価になる可能性が高くなります。
審美ブラケットホワイトワイヤー
従来からのワイヤー矯正と歯を動かす仕組みや方法は同じですが、使用する装置が異なります。歯の表面にとりつけるブラケットとワイヤーが歯の色に馴染む目立ちにくい素材でできているので、通常の表側矯正よりも目立たなくなります。金属製ものと比較すると耐久性は劣りますが、抜歯を伴う大きな歯の移動も可能で適応症例も多いのが特徴です。また、通常のワイヤー矯正よりも治療費は高くなります。
費用相場:全体矯正のケースで80万〜95万円が相場です。
マウスピース矯正
従来からのブラケットとワイヤーを使用しておこなうワイヤー矯正とは異なり、患者様の歯型をもとに作成した透明のマウスピースを1日20〜22時間以上歯に装着することでゆっくりと歯を移動させていきます。1週間〜2週間おきに新しい段階のマウスピースへと交換する必要があります。
マウスピースはプラスチック製で透明なので目立たず、自由に取り外しができるので、食事制限もありません。セルフケアも楽ちんで矯正治療前とほとんど変わらない生活ができるのも魅力のひとつです。扱いに気をつけないと破損してしまうリスクがあるので注意が必要ですが、耐え難い痛みを伴うこともないので、痛みが気になるという方にもおすすめです。しかし、抜歯が必要な矯正や、重度の不正咬合には適応不可になることが多いので要注意です。
費用相場:全体矯正で、60万〜100万円が相場です。ブランドによってはコストをおさえることも可能です。近年ではリーズナブルなブランドも増えています。
マウスピース矯正で人気を集める「インビザライン」
マウスピース矯正とひとことでいってもさまざまなブランドがありますが、なかでも人気を集めるのがインビザラインです。インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社で開発されたもので、2006年から日本でも展開されはじめました。
インビザラインは、数あるマウスピース矯正のなかでも、世界100カ国以上1200万人以上(2022年時点)で使用されている治療実績と信頼のある最新のマウスピース矯正です。インビザラインは新しい素材の導入をはじめ、治療に関する研究など、現在も進化を続けています。
インビザラインの治療期間はどのくらい?
治療期間には個人差がありますが、フル矯正の場合、一般的に約1〜3年ほどかかるケースが多いといわれています。部分矯正のケースだと、1年かからずに治療が終わることもありますよ。歯並びの度合いによって治療期間は大きく変わるので、まずは歯科医院で検査と診断を受け、どのくらいの治療期間が必要か確認するのが良いでしょう。
インビザラインをする際の注意点
注目を集めるインビザラインですが、従来のワイヤー治療とは全く異なる矯正システムです。取り外しが可能で自由かつ画期的な矯正治療であるが故に、下記の点には注意する必要があります。
アライナーを装着するときはきちんとアタッチメントにはめる
マウスピース矯正はアライナー(マウスピース)をしっかりフィットさせるためにレジンと呼ばれるプラスティック素材でできているアタッチメントを使用します。マウスピース矯正ではアタッチメントとアライナーがしっかり装着されていることが重要です。
口腔内は清潔にする
お口の中は常に清潔に保つことが大切です。マウスピースを取り外して付け直すときはしっかり歯磨きをしてお口中が清潔になっている状態で取り付けるようにしましょう。しっかりケアをおこなわないと虫歯や口臭の原因になってしまいます。
装着時間は必ず守る
1日20〜22時間以上という装着時間は必ず守りましょう。装着時間を守らないと計画通りに治療が進まない可能性があります。
マウスピースを装着したまま食事をするのはNG
マウスピースをしてお水や炭酸水を飲むのは問題ありませんが、味や色のついた飲食物はマウスピースを外している状態のときに接種するようにしましょう。装着したままだとマウスピースと歯の間に飲食物が入り、不衛生になってしまいます。
マウスピース交換時は夜の装着から
新しいマウスピースに交換するときは、夜の装着からにしましょう。続けて長時間装着する必要があるので、もっとも長時間装着が可能な夜が最適です。
まとめ
矯正治療で得られるメリットは噛み合わせなどの機能面だけでなく、審美的な面でも大きな改善が期待できます。矯正装置が目立ってしまうのが不安という方も、この記事で紹介した矯正治療の方法であれば気にせず済むはずです。まずは歯科医院に相談してみましょう。