こんにちは、高知市高須のあさぎ歯科医院です。
若々しさを保つ秘訣は、実は「口元の動き」にもあります。しっかり噛んで話す力は、表情筋や姿勢にも関わり、見た目の印象を左右します。お口をよく動かすことは、健康的な血流を促し、脳の活性化にもつながる大切な習慣です。
今回は、健康と美しさを支える“お口のチカラ”をテーマに、オーラルフレイル予防のポイントを紹介します。
オーラルフレイルとは?
オーラルフレイルとは、加齢などにより「噛む・飲み込む・話す」といったお口の機能が低下している状態を指します。
「最近あまり噛まなくなった」「硬いものを避けるようになった」といった変化は、まさにそのサイン。食事量が減ることで筋力や体力が落ち、やがて全身の健康にも影響を及ぼします。また、口元の筋肉や舌を動かす力が弱まると、滑舌が悪くなったり、表情が乏しくなることも。見た目の若々しさだけでなく、コミュニケーションにも関わる大切な機能なのです。
さらに近年では、オーラルフレイルが“全身のフレイル(虚弱)”の入り口になることが明らかになってきています。お口の機能が低下すると、食欲の減少や筋肉量の低下、認知機能の衰えにもつながるため、「お口の健康=全身の健康」を守ることが、これまで以上に重要視されています。
お口の機能が衰えるとどうなる?
お口の機能低下は、見た目以上に健康に大きな影響を与えます。
・噛む力が落ちる → 食事内容が偏り、栄養不足や筋力低下につながる
・飲み込む力が弱まる → 誤嚥(ごえん)や肺炎のリスクが上がる
・唾液の量が減る → 虫歯・口臭・口内炎が増える
・表情筋の衰え → 顔のたるみや口角の下がりなど“老け見え”の原因に
こうした変化は少しずつ進行するため、自覚しにくいのが特徴です。
「最近あごが疲れやすい」「食べるのが面倒に感じる」といった小さなサインを見逃さないことが、予防の第一歩になります。
舌や唇の筋肉を鍛える簡単トレーニング
オーラルフレイル予防には、噛む力だけでなく、舌や唇の筋肉を動かすことも大切です。以下のような簡単なエクササイズを習慣にすることで、飲み込みや発音のスムーズさを維持できます。
⚫︎あいうえお体操
お口を大きく動かして「あ・い・う・え・お」と発音します。お口周りの筋肉を刺激し、唾液腺も活性化します。
⚫︎舌の運動
舌を上下・左右に動かしたり、頬を押すように動かすことで、舌の筋力を鍛えられます。
⚫︎唇のトレーニング
口を「ウー」とすぼめてから「イー」と横に広げる動きを繰り返します。表情筋の引き締めにも効果的です。
毎日2〜3分でも続けることで、食事や会話がスムーズになり、口元の印象も自然と若々しくなります。
鏡を見ながら行うことで筋肉の動きを意識でき、より効果的にトレーニングできます。
歯科医院でできるオーラルフレイル予防
セルフケアだけでなく、定期的に歯科医院でチェックを受けることも大切です。あさぎ歯科医院では、お口の健康を総合的にサポートするために、以下のようなケアを行っています。
⚫︎ 噛み合わせ・咀嚼力のチェック:左右のバランスや力のかかり方を確認
⚫︎ 舌・唇・頬の筋力評価:機能の低下がないかを測定
⚫︎ クリーニング・歯周病予防ケア:歯を支える組織の健康を維持
また、義歯を使用している方には、入れ歯のフィット感や咀嚼圧の確認も行います。わずかなズレでも噛み合わせに影響が出るため、定期的な調整が重要です。お口全体のバランスを整えることが、結果的に全身の健康を支えることにつながります。
栄養とメンテナンスの両立がカギ
オーラルフレイルを防ぐには、「お口の筋力」「栄養」「歯科ケア」の3つのバランスが欠かせません。栄養面では、たんぱく質やビタミンD、カルシウムを意識的に摂ることで、筋肉や骨の健康を維持できます。特に噛みごたえのある野菜や海藻、肉・魚などをよく噛んで食べることが、トレーニングになります。
「食べること自体が“筋トレ”になる」それがオーラルフレイル予防の大きな特徴です。普段の食事を意識するだけで、お口も体も若々しさをキープできます。
まとめ
オーラルフレイルは「年齢のせい」ではなく、正しいケアで予防できるものです。噛む・話す・飲み込むといった力を保つことは、心身の健康を守ることにつながります。
あさぎ歯科医院では、定期的なメンテナンスや口腔機能のトレーニングを通して、“10年後も自分の歯で食べ、笑い、話せる人生”をサポートしています。
今日から始める小さな習慣が、未来の自分を元気にしてくれます。無理のない範囲で、毎日少しずつ“お口のチカラ”を育てていきましょう。

